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タイヤ
車椅子の大切な構成部品として、駆動輪のタイヤがあります。
材質から分類すると、以下の2種類になります。
@ グレータイヤ 最近のほとんどの車椅子がこのタイプを採用。
Pタイルや床にしみが残りにくいのがメリットですが、磨耗しやすいのが
欠点です。
A ブラックタイヤ 色が黒いタイヤで、カーボンの含有量が大きいため、
耐久性に優れています。Pタイルや床にしみが残りやすいので、
屋内用にはほとんど使用されていません。
このほかに、タイヤのパンク防止のための工夫が以下のようにできます。
@ 空気入りタイヤ 空気圧の調整で乗り心地を調整できるため、
ほとんどの車椅子に標準装備で使われています。通常のタイヤで
入手性は最もよいのですが、欠点はパンクする危険性があることです。
A ノーパンクタイヤ 空気の代わりに発泡ウレタンが入っているため、
釘等が刺さってもパンクはしません。空気入りの利点であるクッション性が
悪くなり、やや硬い感じとなるのが欠点です。
B パンク防止剤入りタイヤ 空気入りタイヤのチューブの中に、
ドロドロした固まらない液体をあらかじめ注入しておく処理です。
釘が刺さっても、釘を抜くとその穴に液体が流れ込み、
穴をふさいでしまいます。パンク防止剤の注入は既存のタイヤに対しても、
後から行うことができますので、要求に応じてパンクの危険性を
回避できるようになります。1回この処理をしておくと、
タイヤの寿命が来るまでは、パンク修理は不要となります。
チューブの空気が減った時には、空気の補充ができます。ただし、
チューブの穴が亀裂状になってしまったときは、
パンク防止液でカバーできないこともあります。ノーパンクタイヤでは硬くて、
乗り心地が悪いと感じる方は、最初からこの方式を選ぶのが最適です。
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