修理とリフォーム違い |
故障している部分を故障以前の状態に復元するのが「修理」です。基本的に、性能アップ |
はしません。 |
性能アップする場合は、「リフォーム」とします。
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アローワンが手がけた電動車椅子は、適切にメンテナンスを行えば、快適に10年以上お |
使いいただけます。 |
さらに、リフォームにより、機能の拡充や復元を行い、次の10年をお使いいただくことも出 |
来ます。 |
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なぜリフォームか? |
「なじんだ車椅子を手放せない」 「寿命が来たが、乗りなれた車椅子を使い続けたい」
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「新車を買っても、なじんだ状態の再現は非常に困難で、なじむまで多くの苦痛の時間を |
要してしまうので、なじんだ車椅子のままで再生したい」こういったご希望にピッタリなの |
が、アローワンのリフォームです。 |
乗りなれた車椅子のすべての部品を再生し、復元や改良をするのが、リフォームです。
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アローワンでは特注車椅子の開発をしてきたノウハウを生かして、西平技研、ユニカム、
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シースターの電動車椅子をはじめ、他社製の電動車椅子の改造も、ご相談に応じます。
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どこをリフォームしたいですか? |
・座席のシート
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特殊なシートを使っていたが、古くなったので修理したい、きれいにしたい。
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体に合わなくなったので、改良を加えて作り直したい。
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ジョクソウができたので、エアクッションにしたい。
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・コントローラー(操作制御器)
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古いものが故障したので直したい。 |
コントローラーが入手できないので、別なものを付け替えたい。 |
レバーが重くて動かせなくなったので、軽く動くようにしたい。 |
レバーが軽すぎるので、重くして、反応を遅くしたい。 |
反応が早くて、操作しづらい。 |
反応が遅くて、操作しづらい。 |
・リクライニング(背もたれ角度の調整) |
長時間座っているのが困難なので、電動リクライニングに改造したい。 |
・チルト(背もたれ角度を保ったまま、座席ごと傾斜) |
座席を電動チルトに改造したい。 |
・足置き |
開閉できるようにしたい。 |
エレベーティング(前に上がる)にしたい。 |
脱着できるようにしたい。 |
・サスペンション(衝撃吸収機構) |
固定式の車体とギアーモーターにサスペンションを取り付けて、ソフトに走らせたい。 |
・車体の一部が折れたので、補強した上できれいに仕上げたい。 |
・メインフレームをそのまま使用して、 |
電装系やすべてのタイヤを新しくして、新車のように仕上げたい。 |
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リフォームの手順と内容 |
1. 現状の車椅子の状態を記録する。 |
2. すべての部品を分解する。 |
3. 使える部品を選別し、機能の悪くなった部品は交換または作り直す。 |
4. 電装系はほとんど交換する。 |
5. 走行モーターは分解整備、または交換する。分解整備の場合は、カーボンブラシ交換、 |
ギアボックスのオイル・グリスを交換する。 |
6. 昇降モーターは分解して、グリスアップする。 |
7. 車体の構造材で、金属疲労を受けていると思える部品は、追加溶接や、補強を行う。 |
8. シート類はヘタリ具合を考慮して、張替えを行う。ウレタンを入れる場合は、へたっている |
ところの形状を判断して、肉抜きをする場合もある。この場合は本人に検証する。 |
9. 乗りなれた車体・椅子を使い改良を加えながら、再構築していくので、
これ以上の確実 |
性はない。 |
10. 分解再生された部品は、すべてばらばらの状態で焼付け塗装仕上げする。 |
11. 全部品が仕上げられた後に組み立てを開始する。 |
12. 組み上げられた物は新車以上の仕上がりとなる。 |
新車では得られないフィッティング感と 高い満足感が得られる。 |
13. すべてを手作業で行うため、要するコストは新車購入を上回ることが多い。 |
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修理の例 |
モーターからガラガラ音がする。 |
モーターから油が漏れている。 |
モーターが回らない。 |
モーターのカーボンブラシの磨耗が起きたので、新品のカーボンブラシと交換する。 |
外車のモーターでは、特注のカーボンブラシを製作して、交換もできる。 |
座席がゆがんでいる、傾いている。 |
キャスターの軸受け、車輪が回らない。(回るときカラカラ音がする。) |
昇降動作では、動かない、上がらない、下がらない。 |
昇降チェーン破損、スプロケット破損。 |